2010年1月12日火曜日

GoogleドキュメンのTeXによる数式に有力の練習。

(G,*)=Gを群(Group)とする。

(1)\forall a,b,c\in G[(a\ast b)\ast c=a\ast (b\ast c)]\\
(2)\exists e\in G\forall a\in G[e\ast a=a\ast e=a]\\
(3)\forall a\in G\exists b\in G[a\ast b=b\ast a=e]


群Gの部分集合HがGの部分群であることの必要十分条件。

(1)H\ne\phi\\
(2)\forall a,b\in H[a\ast b\in H]\\
(3)\forall a\in H[a^{-1}\in H]


証明してみる。

HがGの部分群ならばHの単位元e'が存在するので

H\ne \phi

となり、(1)が成り立つ。

また、算法*について閉じているので、

\forall a,b\in H[a\ast b\in H]

よって(2)も成り立つ。

Hは群なのでHの任意の元に対して逆元が存在するので

\forall a\in H[a^{-1}\in H]

となり、(3)も成り立つ。

逆に、上記の(1),(2),(3)が成り立つと仮定する。そのとき

\forall a,b,c\in H[(a\ast b)\ast c=a\ast(b\ast c)]\\

はa,b,cは群(Group)Gの元でもあるので成り立つ。

Hの任意の元aに対して(3)よりHにその逆元bが存在し、そして(2)より

e=a\ast b\in H

となるので、Hは単位元をもつ。

よって、HはGの部分群である。

証明終了。

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