2010年1月12日火曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

(G,*)=Gを群(Group)とし、HをGの部分群とする。また以下算法*を省略して記述することにする。

GについてHを法とした左合同関係\equiv について。

\forall a\in G[a^{-1}a=e\in G]

より、

\forall a\in G[a\equiv a\ (mod\ H)]

が成り立つ。

また、Hは群(Group)なのでHの任意の元に対して逆元が存在することから、

\forall a,b\in G[a\equiv b\ (mod\ H)\Leftrightarrow \\
a^{-1}b\in H\Rightarrow(a^{-1}b)^{-1}\in H\Rightarrow\\
b^{-1}a\in H\Leftrightarrow b\equiv a\ (mod\ H)]

が成り立つ。よって

\forall a,b\in G[a\equiv b\ (mod\ H)\Rightarrow b\equiv a\ (mod\ H)]

最後に、

\forall a,b,c\in G\\
[a\equiv b\ (mod\ H)\wedge b\equiv c\ (mod\ H)\\
\Leftrightarrow a^{-1}b,\ b^{-1}c\in H\Rightarrow (a^{-1}b)(b^{-1}c)\in H
\Rightarrow a^{-1}c\in H\Leftrightarrow a\equiv c\ (mod\ H)]

より、

\forall a,b,c\in G\\
[a\equiv b\ (mod\ H)\wedge b\equiv c\ (mod\ H)\\
\Rightarrow a\equiv c\ (mod\ H)]

よってHを法とする左合同関係はGにおいて同値関係である。

同様に右合同関係も同値関係である。

0 コメント:

コメントを投稿