2010年1月21日木曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

Rを環(Ring)とし、単位元を1、零元を0と記述することにする。

(1)\forall a,b,c\in R[(a+b)+c=a+(b+c)]\\
(2)\exists 0\in R[0+a=a+0=a]\\
(3)\forall a\in R\exists -a\in R[a+(-a)=(-a)+a=0]\\
(4)\forall a,b\in R[a+b=b+a]
(5)\forall a,b,c\in R[a(bc)=(ab)c]\\
(6)\forall a,b,c\in R[a(b+c)=ab+ac\\
\wedge (a+b)c=ac+bc]\\
(7)\exists 1\in R\forall a\in R[1a=a1=a]


この環(Ring)Rについて、零元と単位元が等しい、すなわち0=1とする。このとき

\forall a\in R[0a=(0+0)a=0a+0a]

より、

\forall a\in R[0a=0]

となるので、

\forall a\in R[a=1a=0a=0]

すなわち、

\forall a\in R[a=0](R=\left\{0\right\})

となり、Rは0元のみからなる環(Ring)となる。この環(Ring)のことを零環という。

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