Kamimura's blog
プログラミング(Python、Perl、C、Go、JavaScript)、数学、読書…
2010年1月22日金曜日
数学学習の記録 69 有限な整域と体について。
GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。
Rを零環ではない環(Ring)とし、さらに可換環で、零因子を持たない、すなわち整域とする。
さらにRを有限集合とする。
aをR-{0}の任意の元とする。RからRへの写像fを
とする。そのとき、
Rは整域(零因子を持たない可換環)なので、上記のx,yについて
となる。よってfは単射となる。また、Rは有限集合なのでfは全射である。よってRの元1に対して
となるので、aは可逆元(単元)となる。よってRは体となる。
まとめると、有限な整域は体である。
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