2010年1月31日日曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

Nを自然数とする。

(N,0,\sigma),0\in N,\sigma:N\rightarrow N
(1)\forall n,m\in N[\sigma(n)=\sigma(m)\Rightarrow n=m]\\
(2)\forall n\in N[\sigma(n)\ne0]\\
(3)\forall S\subset N[(0\in S\wedge\sigma(S)\subset S)\Rightarrow S=N]


Nの整列性について。

集合SをNの部分集合とし、集合Tを

T=\left\{n\in N|\forall x\in S[n\leq x]\right\}

とする。このとき、

0\in T

である。また、

x+1\in N,x+1\notin T

より、

T\ne N

となる。

このとき、上記の(3)より

\forall S\subset N[S\ne N\Rightarrow( 0\notin S\vee\neg(\sigma(S)\subset S))]

となので、

\exists m\in T[\sigma(m)\notin T]\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ (\ast )

が成り立つ。このmについて、Tの元なので、

\forall x\in S[m\leq x]

となる。ここで、mがSの元ではない、

m\notin S

と仮定すると、

\forall x\in S[m<x]

となり、

\forall x\in S[\sigma(m)\leq x]

が成り立つ。よって

\sigma(m)\in T

となるが、これは

\exists m\in T[\sigma(m)\notin T]\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ (\ast )

と矛盾する。よって、mはSの元で、Sの最小元になる。

m\in S\wedge\forall x\in S[m\leq x]


以上をまとめると、自然数Nの任意の空でない部分集合Sは最小元min Sを持つ。

\forall S(\ne\phi)\subset N\exists m\in S\forall n\in S[m\leq n]

0 コメント:

コメントを投稿