2010年2月1日月曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

Nを自然数とし、実数列を

(a_{n})_{n\in N}(a_{i}\in R)

とする。この実数列が上に有界。

\exists a\in R\forall n\in N[a_{n}\leq a]

上記の実数列が下に有界。

\exists a\in R\forall n\in N[a\leq a_{n}]

上記の数列が有界(上にも下にも有界)。

\exists a,b\in R\forall n\in N[a\leq a_{n}\leq b]

あるいは、

M=max\left\{|a|,|b|\right\}

とし、

\forall n\in N[|a_{n}|\leq M]


数列が有界であるための十分条件について。

数列、

(a_{n})_{n\in N}(a_{n}\in R)

\alphaに収束すると仮定すると、

\forall \varepsilon\in R(\varepsilon>0)\exists n_{0}\in N[n>n_{0}\Rightarrow |a_{n}-\alpha|<\varepsilon]

ここで\varepsilonをある実数に固定すると、

n>n_{0}\Rightarrow |a_{n}|=|(a_{n}-\alpha)+\alpha|\leq|a_{n}-\alpha|+|\alpha|<\varepsilon +|\alpha|

となる。このとき、実数Mを

M=max\left\{|a_{0}|,|a_{1}|,\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ ,|a_{n_{0}-1}|,\varepsilon+|\alpha|\right\}

とすれば、

|a_{n}|\leq M

よって数列

(a_{n})_{n\in N}(a_{n}\in R)

は有界となる。


まとめると、ある数列が収束するならば、その数列は有界である。

逆(ある数列が有界ならば、その数列は収束する)は成り立たない。

例。

0,1,0,1,0,1,\ \cdot\ \cdot\ \cdot\

は有界だが、発散する(収束しない)。

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