2010年2月6日土曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

fを関数、aを実数、fの定義域は(a-r,a),(a,a+r)(r>0)を含むとする。また、

(a_{n})_{n\in N}(a_{n}\in R,a_{n}\ne a,a_{n}\rightarrow a)\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ \ast

を満たす任意の実数列に対して、

\lim_{n\rightarrow a}{f(a_{n})}

が存在すると仮定する。上記の条件*を満たす実数列を

(a'_{n})_{n\in N},(a''_{n})_{n\in N}

とする、そのとき次のような数列、

b_{0}=a'_{0},b_{1}=a''_{1},b_{2}=a'_{2},b_{3}=a''_{3},\cdot\ \cdot\ \cdot

を考える。そのとき、この数列も上記の条件を満たすので、仮定より、

\lim_{n\rightarrow a}{f(b_{n})}

が存在する。このことと、

(f(a'_{n})),(f(a''_{n}))

この2つの実数列がともに、

(f({b_{n}}))

の部分列ということから、

\lim_{n\rightarrow a}{f(b_{n})}=\lim_{n\rightarrow a}{f(a'_{n})}=\lim_{n\rightarrow a}{f(a''_{n})}

が成り立つ。すなわち、条件*を満たす任意の実数列

(a_{n})_{n\in N}

に対して、

\lim_{n\rightarrow a}{f(a_{n})}

が存在すると仮定すると、この極限は一定となる。なので、

\lim_{n\rightarrow a}{f(a_{n})=\lim_{n\rightarrow a}{f(a'_{n})}=\lim_{n\rightarrow a}{f(a''_{n})}=\alpha\cdot\ \cdot\ \cdot\ \ast\ast

とおく。このとき、

\lim_{x\rightarrow a}{f(x)}\ne\alpha

と仮定すると、

\neg(\forall\varepsilon\in R(\varepsilon>0)\exists\delta\in R(\delta>0)\forall x\in R\\
[0<|x-a|<\delta\Rightarrow |f(x)-\alpha|<\varepsilon]

すなわち、

\exists\varepsilon\in R(\varepsilon>0)\forall \delta\in R(\delta>0)\exists x\in R\\
[0<|x-a|<\delta\wedge|f(x)-\alpha|\geq\varepsilon]

が成り立つので、

0<|a_{n}-a|<\frac{1}{n}\wedge|f(a_{n})-\alpha|\geq\varepsilon

を満たす数列

(a_{n})_{n\in N}(a_{n}\in R)

が存在する。この数列について、条件*

a_{n}\ne a,a_{n}\rightarrow a

を満たすが、

\lim_{n\rightarrow a}{f(a_{n})\ne\alpha

となり、**に矛盾する。よって、

\lim_{x\rightarrow a}{f(x)}=\alpha

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