2010年2月12日金曜日

GoogleドキュメントのTeXによる数式入力の練習。

fを値が正の単調減少な連続関数とし、その定義域を

[1,+\infty)

とする。そのとき、無限級数、

\sum_{n=1}^{\infty}{f(n)}

が収束すると仮定する。

関数fは単調減少で正の値をとるので、

\forall x\in [k-1,k](2\leq k)[f(k)\leq f(x)\leq f(k-1)]

となり、

f(k)\leq\int_{k-1}^{k}f(x)dx\leq f(k-1)

となる。よって、

\sum_{k=2}^{n}{f(k)}\leq\int_{1}^{n}f(x)dx\leq\sum_{k=1}^{n-1}{f(k)}\\<br />(2\leq n)

となる。よって、

\forall  b\in (1,+\infty)\exists n\in N-\left\{1\right\}\\<br />\left[\int_{1}^{b}f(x)dx\leq\int_{1}^{n}f(x)dx\leq\sum_{n=1}^{\infty}{f(n)}\right]

となるので、積分

\int_{1}^{\infty}f(x)dx

は収束する。

逆に、積分

\int_{1}^{\infty}f

が収束すると仮定する。

そのとき、上記の無限級数と積分の不等式より、

\sum_{k=2}^{n}{f(k)}\leq\int_{1}^{\infty}f

となる。この左辺は単調増加で上に有界なので、無限級数、

\sum_{n=1}^{\infty}{f(n)}

は収束する。


以上をまとめると、fを値が正の単調減少な連続関数とし、その定義域を

[1,+\infty)

とするとき、無限級数、

\sum_{n=1}^{\infty}{f(n)}

が収束するためには広義積分

\int_{1}^{+\infty}f(x)dx

が収束することが必要十分である。

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