fを定義域が閉区間[a,b]のベクトル値関数とする。
このとき、fは閉区間[a,b]で連続でこの閉区間から端点を除いた開区間(a,b)で微分可能と仮定する。
そのとき、
という閉区間[a,b]を定義域とする実数値関数を定義する。fは閉区間[a,b]で連続、開区間(a,b)で微分可能なので、この実数値関数も[a,b]で連続、(a,b)で微分可能となる。よって実数値関数に関する平均値の定理より、
が成り立つ。左辺について、
右辺について、
よって、
ここで数学学習の記録 94.4 n次元Euclid空間のノルムについて。の(4)より、
より、
すなわち
以上をまとめると、
fを定義域が閉区間[a,b]のベクトル値関数とし、
閉区間[a,b]で連続でこの閉区間から端点を除いた開区間(a,b)で微分可能ならば、開区間(a,b)の適当な点cが存在して
が成り立つ。論理式で記述すると、
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