2010年7月19日月曜日

"平面上のベクトル 複素数と複素平面 空間図形 2次曲線 数列 (数学読本)"の第12章(放物線・楕円・双曲線-2次曲線)の12.2(2次曲線と直線)、放物線と直線の問13を解いてみる。



概形はiPadのneu.Notesにより描いてます。

問13

点Pは準線x=-p上にあるので、点Pの座標を

P(-p, b)

とおく。点Pを通る傾きmの直線の方程式は

y=m(x+p)+b

これを問題の放物線の方程式に代入すると

(m(x+p)+b)^{2}=4px

(mx+mp+b)^{2}-4px=0

m^{2}x^{2}+2(m^{2}p+mb-2p)x+(mp+b)^{2}=0

上記の傾きmの直線が問題の放物線に接するにはこの等式がxについて重解を持てば良いので判別式を考え、

(m^{2}p+mb-2p)^{2}-m^{2}(mp+b)^{2}=0

(-4p^{2}+b^{2}-b^{2})m^{2}-4pm+4p^{2}=0

pm^{2}+bm-p=0

よってこの2次方程式のmに関する開の2つの積は

\frac{-p}{p}=-1

となる。よって放物線

y^{2}=4px

の準線

x=-p

上の任意の点Pから放物線にひいた2本の接線は直交する。

(証明終)
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