2010年7月20日火曜日

"平面上のベクトル 複素数と複素平面 空間図形 2次曲線 数列 (数学読本)"の第12章(放物線・楕円・双曲線-2次曲線)の12.2(2次曲線と直線)、楕円・双曲線と直線の問15を解いてみる。



問15

双曲線

\frac{x^{2}}{a^{2}}-\frac{y^{2}}{b^{2}}=1

とx軸との交点(±a, 0)に置ける接線の方程式は明らかにそれぞれ

x=±a

よって問題の双曲線とx軸との交点に置ける接線は

\frac{x_{0}x}{a^{2}}-\frac{y_{0}y}{b^{2}}=1

で与えられる。

以下、

y_{0}\ne0

の場合を考える。求める接線の方程式を

y=m(x-x_{0})+y_{0}

とし、これを双曲線の方程式に代入すると、

\frac{x^{2}}{a^{2}}-\frac{m^{2}x^{2}-2m(mx_{0}-y_{0})x+(mx_{0}-y_{0})^{2}}{b^{2}}=1

(b^{2}-a^{2}m^{2})x^{2}+2a^{2}m(mx_{0}-y_{0})x+c=0
(cは定数項)

ここで、点Pは双曲線と直線の接点なので、この2次方程式は重解をもち、さらにその重解はx_{0}である。よって開と係数の関係により

x_{0}=-\frac{a^{2}m(mx_{0}-y_{0})}{b^{2}-a^{2}m^{2}}

となる。これからmを求めると

m=\frac{b^{2}x_{0}}{a^{2}y_{0}}

これを求める接線の方程式のmに代入すると、

y=\frac{b^{2}x_{0}}{a^{2}y_{0}}(x-x_{0})+y_{0}

b^{2}x_{0}x-a^{2}y_{0}y=b^{2}x_{0}^{2}-a^{2}y_{0}^{2}

\frac{x_{0}x}{a^{2}}-\frac{y_{0}y}{b^{2}}=\frac{x_{0}^{2}}{a^{2}}-\frac{y_{0}^{2}}{b^{2}}

\frac{x_{0}x}{a^{2}}-\frac{y_{0}y}{b^{2}}=1

(証明終)
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