2011年1月24日月曜日

"数学読本〈6〉線形写像・1次変換/数論へのプレリュード/集合論へのプレリュード など"の第22章(図形の変換方法 - 線形写像・1次変換)の22.3(1次変換によるいろいろな図形の像), 1次変換によって面積はどのように変わるか?の問20を解いてみる。



問20

(1)

問題の2つのベクトルの1次変換fによる像はそれぞれ、

4
0

-4
12

この2つのベクトルで張られる平行四辺形の面積は

abs det
4 -4
0 12

=48

また問題の2つのベクトルで張られる平行四辺形の面積は

abs det
3 0
2 4

=12

1次変換fの行列式は

det f=det
2 -1
-2 3

=4

すなわち、

12×4=48

よって、|det f|倍になっている。

(2)

問題の2つのベクトルの1変換fによる像はそれぞれ

1
1

9
-15

よってこの2つのベクトルで張られる平行四辺形の面積は

abs det
1 9
1 -15

=24

また、問題の2つのベクトルによって張られる平行四辺形の面積は

abs det
1 3
1 -3

=6

また、(1)と同様に1次変換fの行列式は4。よって

6×|det f|=24

以上より、|det f|倍になっていることが確認できた。

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