2011年2月5日土曜日

"数学読本〈6〉線形写像・1次変換/数論へのプレリュード/集合論へのプレリュード など"の第23章(数学の中の女王 - 数論へのプレリュード)の23.2(合同式), 連立合同式の問12を解いてみる。



問12

N=4*5*7=140

とおく。また、

N_{1}=35,\ N_{2}=28,\ N_{3}=20

とおく。

N_{1}t_{1}\equiv 1\ (mod\ 4)

35t_{1}\equiv 1\ (mod\ 4)

を満たす1つの整数を求める。

t_{1}=-1

N_{2}t_{2}\equiv 1\ (mod\ 5)

28t_{2}\equiv 1\ (mod\ 5)

を満たす1つの整数を求める。

t_{2}=2

N_{3}t_{3}\equiv 1\ (mod\ 7)

20t_{3}\equiv 1\ (mod\ 7)

を満たす1つの整数を求める。

t_{3}=-1

よって求める連立合同式の解は

x=35(-1)2+28\cdot 2\cdot 1+ 20(-1)\cdot 3

=-70+56-60

=-74

\equiv 66\ (mod\ 140)

整理すると、

x\equiv 66\ (mod\ 140)

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