2011年2月12日土曜日

"数学読本〈6〉線形写像・1次変換/数論へのプレリュード/集合論へのプレリュード など"の第24章(無限をかぞえる - 集合論へのプレリュード)の24.5(直線と平面の対等性), 直線と平面とは対等である!の問8, 9を解いてみる。


問8

問題の仮定より、

f:X\rightarrow X_{1},\ g:Y\rightarrow Y_{1}

となる全単射f, gが存在する。

そこで、

X\times Y

から

X_{1}\times Y_{1}

への写像hを

h(x,y)=(f(x),g(y))

と定めると、この写像hは全単射となっている。よって

X\times Y


X_{1}\times Y_{1}

は対等である。

X\times Y\sim X_{1}\times Y_{1}

(証明終)


問9

A_{1}, A_{2}

対して

A=A_{1}\cup A_{2}

と逆も定まる。よってAに

A_{1},A_{2}

を対応させるのは

P(Z^{+})

から

P(E_{1})\times P(E_{2})

への全単射である。

P(Z^{+})\sim P(E_{1})\times P(E_{2})

このことと、命題11, 問4, 問8より、

R\sim P(Z^{+})

\sim P(E_{1})\times P(E_{2})

\sim R\times R

ゆえに、

R\sim R\times R

(証明終)

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