問題1.2
1.
Sに含まれない自然数全体の集合をTとする。
もしTが空集合ではない
ならば、整列性によってTには最小元がある。(1')によってこの最小限は0ではない。
よって
である。ここではTの最小限であったので、
である全ての自然数kはSの元なので、(2)よりもSに含まれる。これは仮定と矛盾する。
(証明終)
2.
集合
は自然数全体の集合Nの部分集合である。よってこの集合は整列性により最小限をもつ。よって
がSの最小限となる。
Sが最大限をもつ場合も同様に証明すればよい。
(証明終)
3.
Rのアルキメデス正によって任意の実数xに対して
k<x<l
を満たす整数k, lが存在する。ここで、
x<n
を満たす整数nの全体の集合は前問2より最小限をもつ。この最小限を
m+1
とおけば、
(証明終)
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