2011年3月2日水曜日

"解析入門〈1〉数/数列と級数/関数の極限と連続性/微分法/各種の初等関数 松坂 和夫 (著) "の第1章(数)の1.4(実数体の構成), 問題1.4, 1を解いてみる。



問題1.4

1.

n=1のとき成り立つ。

n=kのとき成り立つと仮定すると、

(1+h)^{k}\geq 1+kh

が成り立つので、

(1+h)^{k+1}

=(1+h)^{k}(1+h)

\geq(1+kh)(1+h)

=1+(k+1)h+kh^{2}

\geq 1+(k+1)h

よってn=k+1のときも成り立つ。

ゆえに、帰納法より任意の

n\in Z^{+}

に対して問題の命題は成り立つ。

(証明終)

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