2012年11月16日金曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

彼らは何を考え、どこへ向うか

膨張する中国の軍事力に対する警戒感が世界で高まっている。領土領海への野心も小さくない。軍幹部の証言や独自入手した資料で不透明な人民解放軍の実像に迫る。
中国の軍事力に対する警戒感が高まっている。空母の建造、対艦弾道ミサイルや次世代ステルス戦闘機の開発…など、経済成長を背景に、軍備も膨張し続けている。領土・領海への野心も小さくない。けれど、その実力は未知数である。他国に比べて情報が少ないため、専門家でも評価が極端に異なるのだ。パワーを得た彼らが暴発することはないのか。そもそもどんな思想のもと、彼らは何を目指しているか。特派員として現地を取材し、数々のスクープを上げたジャーナリストが、不透明な中国軍の裏側をえぐる。軍幹部の証言や、独自入手した資料で浮かび上がった、人民解放軍の実像とは。

目次

第1章 カジノが空母に化ける―海洋戦力
第2章 先制不使用は絶対ではない―核戦略
第3章 目指すは制天権―宇宙開発
第4章 外国兵器は特別枠―国防費
第5章 攻撃は最大の防御―国防政策
第6章 党の軍隊―文民統制
第7章 無駄と腐敗―闇の軍組織
第8章 自らまいた種―中国脅威論
第9章 米国が目標―安全保障観

蟻が象のすることをどうしようもないので、軍と聞くと戦争を想像してしまうけど、必要以上に恐れたりせずに、気楽な気持ちで読んでみる事に。ということで、中国の軍事力の実態をしったり、あるいはその実態が仮に大きな恐怖があるとしても、それでもいいことないかなあと考えながら読んでみた。

中国の外、外国から見た中国の軍事力は、体制や予算等、秘密や不透明、よく分からない事が一つの懸念材料みたいだけど、それは程度の差はあっても解決していくんじゃないかなあsと感じた。その理由として、中国がただ単に軍事大国になりたくて経済発展をおろそかにしている訳ではないから。中国国民はまだ、たとえば米国とかみたいな経済大国になっていないし、国内での格差が大きかったり、まだお金をあんまり稼げない、もっていない人が多いだろうから、おのずとその大勢の人達の政府に対して望む事はお金をもっと稼げるようにしてくれという事になると思う。ここで、ただ単に軍事力の拡張ばかり考えている政府だったらその声を封じ込めたりすると思うけど、中国政府自身も中国の経済発展を望んでいる。そして経済が発展していけば、政府に足してお金をもっと稼げるようにしてくれという大勢の人達もお金を稼げるようになったり、貯金ができたりして余裕が出てきて、お金をもっと稼げるようにしてくれという以外の要望も政府にぶつけるようになると思う。もちろん今でもある要望だろうけど、民主化とか、もっと表現の自由とか。その要望の中に、不透明で秘密すぎる国防関係のことももっと開示して欲しいという要望も含まれてくると思う。特に予算がどれくらいか、それが何に使われてるかとか、外国は気になるのはもちろんのことだけど、中国国内にいる人、中国人(何よりその予算の税金を払ってる張本人なんだし)が気になるのも当然の事となってくる、気になる人が大勢になれば政府もそれに対応せざるおえなくなってくると思うので。

もう一つ、技術力についても、大したことなければ軍事的な脅威は大した事無いということだし、凄い最先端をいっているとしても、今私たちの生活にある科学技術は、軍事開発から生まれたものも多かったりするので、地球上に最先端の研究開発所がまた一つ増えたと考えればそれはそれでいい事なのかなあと考えたりも出来ると思う。

ということで、いいことばかりを考えながら読んだので、平和ぼけしてると言われるかもしれないけど、それでもやっぱり私は21世紀は20世紀のような戦争の時代ではなく経済の時代だと考えているので、いい方に、世界がより良い方向に進んでいくと嬉しいなあと思った今日この頃。

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