今日読んだ本と感想。
マンガで統計をわかりやすく解説!
本書は統計の基礎から独立性の検定まで、マンガで理解!
統計の基礎である平均、分散、標準偏差や正規分布、検定などを押さえたうえで、アンケート分析に必要な手法の独立性の検定ができることを目標としている。
統計の基礎を、学びたい方に最適の一冊。
★このような方におすすめ
統計の教科書がとにかく難しいと感じる人
アンケート分析の基本を知りたい人
目次
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プロローグ トキメキ統計学
- 第1章 データの種類をたしかめよう
- 1. カテゴリ-データと数量データ
- 2. カテゴリ-データの注意すべき例
- 3 . 実務における「とてもおもしろかった」~「とてもつまらなかった」の扱い
- 例題と解答
- まとめ
- 第2章 データ全体の雰囲気をつかもう! <数量データ編>
- 1. 度数分布表とヒストグラム
- 2. 平均
- 3. 中央値
- 4. 標準偏差
- 5. 度数分布表の「階級」の幅
- 6. 推測統計学と記述統計学
- 例題と解答
- まとめ
- 第3章 データ全体の雰囲気をつかもう! <カテゴリーデータ編>
- 1. 単純集計表
- 例題と解答
- まとめ
- 第4章 基準値と偏差値
- 1. 基準化と基準値
- 2. 基準値の特徴
- 3. 偏差値
- 4. 偏差値の解釈
- 例題と解答
- まとめ
- 第5章 確率を求めよう!
- 1. 確率密度関数
- 2. 正規分布
- 3. 標準正規分布
- 4. カイ二乗分布
- 5. t分布
- 6. F分布
- 7. 「××分布」とExcel
- 例題と解答
- まとめ
- 第6章 2変数の関連を調べよう!
- 1. 単相関係数
- 2. 相関比
- 3. クラメールの連関係数
- 例題と解答
- まとめ
- 第7章 独立性の検定をマスターしよう!
- 1. 「検定」とは
- 2. 独立性の検定
- 3. 帰無仮説と対立仮説
- 4. P値と「検定」の手順
- 5. 独立性の検定と同一性の検定
- 6. 「検定」における結論の表現
- 例題と解答
- まとめ
- 付録 Excelで計算してみよう!
- ■1 度数分布表の(一部の)作成
- ■2 平均・中央値・標準偏差の算出
- ■3 「単純集計表」の(一部の)作成
- ■4 基準値・偏差値の算出
- ■5 標準正規分布の確率の算出
- ■6 カイ二乗分布の横軸の目盛りの算出
- ■7 単相関係数の値の算出
- ■8 独立性の検定
参考文献
索引
よくある統計学の入門の本だと理論的で、抽象的でよく分からない、だからといって実際のデータが沢山載っている統計学入門の本だと、今度は数字の羅列が多かったり、計算をバリバリしなくてはいけなかったりでちょっと距離をおいてしまう、という感じの人にはピッタリかも。マンガでストーリーもあるから、理論的で、抽象的すぎて馴染めないという事も無く、しかもそのストーリーの中でちゃんと具体的な数字も出てくるし、計算をバリバリしなければ行けない程ではなく、その場でサクッと計算して理解しながら読んでいける感じ。そして気楽に読んでいけるにもかかわらず、ちょっと難しい部分はとりあえずそんなこともあるということを知っておけばいいくらいに書いてあって、統計学の基礎の部分はちゃんとカバーしてる印象。
統計学に入門しようといろいろと簡単な本を探しては読んでみたけど、その都度途中でやめてしまった、あるいは数学は好きではないけど統計学を学ぶ必要性があるという人には、最初にさらっと読むことができて、準備体操、そして助走をつけるのにピッタリな1冊だと思う。Excelの使い方も書いてあるし、助走以上のものも十分得られる感じ。
唯一サイズが大きくて、カバンに入れておいて空き時間に読んじゃうという使い方がしにくいのが残念かも。とはいっても、家とかでもすぐ読み終えることができるのでそんなに問題ではないと思うけど。
ということで、ある程度統計学に入門してたけど、あんまり好きになれてなかったのが、本書を読んで統計学が少し楽しく感じるようになったのでよかったなあと思った今日この頃。
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