今日読んだ本、Webサービスのつくり方 「新しい」を生み出すための33のエッセイ(Software Design plus) ( 技術評論社 ) 和田 裕介 (著)の感想。
「Webサービス」は,自分のアイデアを形にし,多くの人の役に立ったり楽しんでもらえるかもしれない,「新しい何か」を生み出すことのできる魅力的なプラットフォームです。本書では,さまざまなサービスをつくり出してきた和田裕介(ゆーすけべー)氏が,Webサービスづくりにおける「心構え」「下準備」「企画」「設計」「開発」「プロモーション」「運用」という各過程について,33本のエッセイを通じて,楽しく紐解きます。
目次
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はじめに ── エッセイ風にWebサービスのつくり方を語る
本書に寄せて
- 第1章 心構えと下準備
- 「ぐだぐだ言ってないでコードを書けよ,ハゲ」
- Mac一つあれば…
- エディタという道具
- なければつくる
- 言語習得にまつわるエピソード
- データ表現について分かった瞬間
- 僕がPerlを使うことから見る言語の選択
- ブログの効用
- 勉強会に飛び込む
- ライブラリという文化
- 第2章 企画
- 実装までにつくる「企画」の全て
- アイデアの発想法
- そこに潜むリスク
- 第3章 設計
- ユースケースを書こう
- データベース設計
- クールなURI?
- Webサービスを動かすための要素
- 第4章 開発
- 30分,JavaScriptでつくるWebサービスの動くモック
- 月額980円のさくらVPSを個人用に使い倒す
- Web APIで巨人の肩の上に立つ
- いかにして大量のおっぱい画像をダウンロードするか
- 全裸で学ぶMVC事始め
- MVCのMについて
- WAFあれこれ
- テストを書こう
- イカ娘でTwitter OAuth認証
- CSS Frameworkを持つ
- 第5章 プロモーションと運用
- Webサービス,最初の宣伝
- 「普通の」サーバ構成
- 運用してこそWebサービス
- Webアプリのパフォーマンスアップ作戦
- キャッシュ,キャッシュ,キャッシュ
- サービスをスケールさせる時 おわりに ── やり方は一つじゃない
著者の体験、経験等を通して、Webサービスのつくり方について、最初から最後(その後)までを知る事が出来てとても面白い1冊。副題にエッセイというだけあって堅苦しい文章ではなくとても読みやすかった。
内容については、技術的な、専門的で詳細な事はざっくり省いている、あるいは易しい文章で説明されている感じで、技術的な事よりも具体的な考え方、具体的に何をしているか等が中心で、技術的な知識があることを前提としなくても楽しく読めると思う。省いているといっても、何をどうしているか、どうするかについて等について、その都度コード(主にPerl)が書かれているので、知識がない方はコードは読み流して楽しく読む事ができるし、知識がある方は、実際に具体的なコードを読んで理解しながら、あるいは実行しながら、知識が無い人とは違った楽しみ方で読み進める事が出来ると思う。ということで、幅広い人にとって面白い1冊。
私はというと、最初から最後まで一通り読んだ後、目次を見ながら自分にないと感じる箇所を読み返して楽しんでます。さくらのVPSについて書かれているところに特に興味を持ちました。
ということで、本書で得たWebサービスの作り方についての考え方、進め方を参考に、とりあえずさくらのVPSを借りていろいろと遊んで楽しんでみようかなあと思った今日この頃。
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