2014年7月19日土曜日

開発環境

計算機プログラムの構造と解釈[第2版](ハロルド エイブルソン (著)、ジュリー サスマン (著)、ジェラルド・ジェイ サスマン (著)、Harold Abelson (原著)、Julie Sussman (原著)、Gerald Jay Sussman (原著)、和田 英一 (翻訳)、翔泳社、原書: Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)(SICP))の3(標準部品化力、オブジェクトおよび状態)、3.4(並列性: 時が本質的)、3.4.2(並列性の制御機構)、共有状態へのアクセスの直列化、Scheme の直列変換器、問題 3.40.を解いてみる。

その他参考書籍

問題 3.40.

結果となり得るxの可能性は、

(lambda () (set! x (* x x))) を P1 、(lambda () (set! x (* x x x))) を P2 とする。

  • 1000000: P1がxを100に設定し、次にP2がxを1000000に設定する。
  • 1000000: P2がxを1000に設定し、次にP1がxを1000000に設定する。
  • 10000: P1が(* x x)の評価でxの値に二度アクセスする間に、P2がxを10から1000に変える。
  • 100000: P2が(* x x x)の評価で、xの値に一度アクセス(10)した後、P1がxを10から100に変えて、その後P2が残りの評価をしてxの値を100000に設定する。
  • 10000: P2が(* x x x)の評価で、xの値に二度アクセス(100)した後、P1がxを10から100に変えて、その後P2が残りの評価をしてxの値を10000に設定する。
  • 100: P1がx(10)にアクセスし、P2がxを1000に設定し、P1がxを100に設定する。
  • 1000: P2がx(10)にアクセスし、P1がxを100に設定し、P2がxを1000に設定する。
となり、xの値の可能性は、
  • 1000000
  • 10000
  • 100000
  • 100
  • 1000
となる。

直列化した手続きを使った場合に残る可能性は

  • 1000000: P1がxを100に設定し、次にP2がxを1000000に設定する。
  • 1000000: P2がxを1000に設定し、次にP1がxを1000000に設定する。
となり、xの値の可能性は、1000000となる。

0 コメント:

コメントを投稿