2014年7月24日木曜日

開発環境

計算機プログラムの構造と解釈[第2版](ハロルド エイブルソン (著)、ジュリー サスマン (著)、ジェラルド・ジェイ サスマン (著)、Harold Abelson (原著)、Julie Sussman (原著)、Gerald Jay Sussman (原著)、和田 英一 (翻訳)、翔泳社、原書: Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)(SICP))の3(標準部品化力、オブジェクトおよび状態)、3.4(並列性: 時が本質的)、3.4.2(並列性の制御機構)、複数の共有資源を使う複雑さ、問題 3.45.を解いてみる。

その他参考書籍

問題 3.45.

serialized-exchangeを呼び出した時、exchangeの((account 'withdraw) difference)の評価で、account1の直列変換器が入れ子になり、評価が進まなくなるという問題がLouisの考えにはある。

順を追って考えると、

  1. ((serializer1 (serializer2 exchange))
     account1
     account)
    
  2. (serializer1 (serializer2 ((account1 'withdraw) difference)))
    
  3. (serializer1 (serializer2 (serializer1 (withdraw account1 difference))))
    
ここで、
(serializer2 (serializer1 (withdraw account1 difference)))
が serializer1により直列化される。よって、その間 serializer1によって直列化された
(withdraw account1 difference)
を評価することができない。

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