2014年7月25日金曜日

開発環境

計算機プログラムの構造と解釈[第2版](ハロルド エイブルソン (著)、ジュリー サスマン (著)、ジェラルド・ジェイ サスマン (著)、Harold Abelson (原著)、Julie Sussman (原著)、Gerald Jay Sussman (原著)、和田 英一 (翻訳)、翔泳社、原書: Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)(SICP))の3(標準部品化力、オブジェクトおよび状態)、3.4(並列性: 時が本質的)、3.4.2(並列性の制御機構)、直列変換器の実装、問題 3.46.を解いてみる。

その他参考書籍

問題 3.46.

銀行の口座残高を100ドルとする。

  1. 同時にPeterが10ドル、Paulが20ドル引き出そうとする。
  2. Peterの手続きがcellをテストし、cellは(list false)で、引き出し可能。
  3. Paulの手続きがcellをテストし、cellは(list false)で、引き出し可能。
  4. Peterのtest-and-set!がcellを(list true)に設定。
  5. Paulのtest-and-set!がcellを(list true)に設定。
  6. Peterが残高100ドル、Paulが残高100ドルにアクセス。
  7. Peterが10ドル引き出し、残高が90ドルになる。
  8. Paulが20ドル引き出し、残高が80ドルにんる。
よって、最終結果の銀行口座の残高が70ドルではなく80ドルになり、非竜野」プロセスが同時に相互排除器を獲得するのを許すと、相互排除の実装が破綻していることが分かる。

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