計算機プログラムの構造と解釈[第2版]
(翔泳社)
ハロルド エイブルソン (著) ジュリー サスマン (著)
ジェラルド・ジェイ サスマン (著)
Harold Abelson (原著) Julie Sussman (原著)
Gerald Jay Sussman (原著) 和田 英一 (翻訳)
開発環境
- OS X Mavericks - Apple(OS)
- Emacs (CUI)、BBEdit - Bare Bones Software, Inc. (GUI) (Text Editor)
- Scheme (プログラミング言語)
- Gauche (処理系)
計算機プログラムの構造と解釈[第2版](ハロルド エイブルソン (著)、ジュリー サスマン (著)、ジェラルド・ジェイ サスマン (著)、Harold Abelson (原著)、Julie Sussman (原著)、Gerald Jay Sussman (原著)、和田 英一 (翻訳)、翔泳社、原書: Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)(SICP))の3(標準部品化力、オブジェクトおよび状態)、3.5(ストリーム)、3.5.2(無限ストリーム)、ストリームの暗黙の定義、問題 3.57.を解いてみる。
その他参考書籍
- Instructor's Manual to Accompany Structure & Interpretation of Computer Programs
- プログラミングGauche (Kahuaプロジェクト (著), 川合 史朗 (監修), オライリージャパン)
問題 3.57.
メモ化による最適化を行った場合。
n = 0, 1のときは0回、nが2以上の場合は n - 1 回加算が実行される。
メモ化による最適を行わなかった場合。
n = 0, 1のときは0回、n = 2 の場合は1回、n = 3 の場合は (1 + 1) = 2 回、n = 4 の場合は (1 + 2 + 1) = 4回、n = 5の場合は (1 + 2 + 4 + 1) = 8回… となり、2以上のときは、2^(n - 2)回の加算が実行されるので、メモ化に最適化を使わずにFibonacci数を計算する時、加算の回数は指数的に大きくなる。
コード(BBEdit, Emacs)
sample57.scm
#!/usr/bin/env gosh ;; -*- coding: utf-8 -*- (load "./stream.scm") (define count 0) (define (add a b) (set! count (+ count 1)) (+ a b)) (define (add-streams s1 s2) (stream-map add s1 s2)) (define fibs (cons-stream 0 (cons-stream 1 (add-streams (stream-cdr fibs) fibs)))) (print "メモ化による最適化を使い10番目のFibonacci数を計算") (print (stream-ref fibs 10)) (print "加算が実行された回数: " count)
入出力結果(Terminal(gosh), REPL(Read, Eval, Print, Loop))
$ ./sample57.scm メモ化による最適化を使い10番目のFibonacci数を計算 55 加算が実行された回数: 9 $
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