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集合・位相入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(順序集合, Zorn の補題)、2(整列集合とその比較定理)、問題2.を解いてみる。
問題2.
降鎖が存在すると、Aは最小元をもたない。よって、Aが整列集合ならば、Aにおいて降鎖は存在しない。
Aが整列集合ではないとき、あるAの部分集合Xが存在して、Xは最小元をもたない。
このとき、Xの任意の元xに対して、a < x となるXの元 a が存在する。
よって、Aにおいて降鎖が存在する。
ゆえに、Aにおいて降鎖が存在しないならば、Aは整列集合である。
以上より、Aが全順序集合であるとき、Aが整列集合であるための必要十分条件は、Aにおいて降鎖が存在しないことである。
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