Processing math: 75%

2017年10月17日火曜日

学習環境

集合・位相入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(集合と写像)、4(写像に関する諸概念)、問題11、12、13を取り組んでみる。


  1. bを集合Bの任意の元とする。

    写像fは全射なので、ある集合Aの元aが存在して、f(a) = b が成り立つ。

    また、問題の2つの合成写像が等しいことから次のことが成り立つ。

    (gf)(a)=(g'f)(a)g(f(a))=g'(f(a))

    よって、g(b) = g'(b)gあ成り立つので、g = g'となる。


  2. aを集合Aの任意の元とする。

    また、問題の2つの合成写像が等しいことから次のことが成り立つ。

    (gf)(a)=(gf')(a)g(f(a))=g(f'(a))

    ここで、gは単射だから、f(a) = f'(a)となるので、f = f'がである。


    1. bを集合Bの任意の元とする。

      c = g(b)とおく。

      合成写像は全射なので、集合Aのある元aが存在して次のことが成り立つ。

      (gf)(a)=cg(f(a))=cg(f(a))=g(b)

      また、gは単射なので f(a) = b が成り立つので、fは全射である。


    2. b、b'を集合Bの任意の元とする。

      g(b) = g(b')と仮定する。

      fは全射なので、集合Aのある元a、a'が存在して、f(a) = b、f(a') = b'が成り立つ。

      このとき、次のことが成り立つ。

      g( f( a ) )=g( b ),g( f( a' ) )=g( b' ) g( f( a ) )=g( f( a' ) ) ( gf )( a )=( gf )( a' )

      合成写像は単射なので、a = a'が成り立つ。

      よって、f(a) = f'(a)、すなわち b = b'となり、写像gは単射である。

0 コメント:

コメントを投稿