2017年10月23日月曜日

学習環境

線型代数入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(線型写像)、9(線型写像の像と核)、問題2.を取り組んでみる。


    1. F( 0 )=F( 0+0 ) =F( 0 )+F( 0 ) F( 0 )=0 W 1 0 F 1 ( W 1 )

      よって、線型写像FによるW1の逆像は、Vの零ベクトルを含む。

    2. v1、v2を線型写像FによるW1の逆像の任意の元とする。

      F( v 1 ),F( v 2 ) W 1 F( v 1 + v 2 ) =F( v 1 )+F( v 2 ) W 1

      よって、v1 + v2は逆像に含まれる。

    3. vを逆像の任意の元とする。

      F( cv ) =cF( v ) W 1

      よって、スカラー倍cvは逆像に含まれる。

    以上より、線型写像FによるW1の逆像はベクトル空間Vの部分空間である。(証明終)

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