学習環境
- Surface 3 (4G LTE)、Surface 3 タイプ カバー、Surface ペン(端末)
- Windows 10 Pro (OS)
- 数式入力ソフト(TeX, MathML): MathType
- MathML対応ブラウザ: Firefox、Safari
- MathML非対応ブラウザ(Internet Explorer, Microsoft Edge, Google Chrome...)用JavaScript Library: MathJax
- 参考書籍
線型代数入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(線型写像)、9(線型写像の像と核)、問題4.を取り組んでみる。
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ベクトル空間V、Wの次元をそれぞれm、nとする。
ベクトル空間V、Wの基底。
{v1,⋯,vn}{w1,⋯,wm}VからWへの写像を次のように定める。
F:V→WF(vk)=wk(k=1,⋯,n)a、bをVの任意の元とする。
a、bをVの基底によって表す。
a=a1v1+⋯+anvnb=b1v1+⋯+bnvn線型性について。
加法について。
スカラー倍について。
よって、Fは線型写像。
F(a) = F(b) のとき。
よって、a = bなので、Fは単射なので dim V ≤ dim W ならば、ベクトル空間Vからベクトル空間Wへの線型単射が存在する。
VからWへの写像Gを次のように定める。
線型性について。
加法について。
スカラー倍について。
よって、Gは線型写像。
wをWの任意の元とする。
よって、Gは全射である。
以上より、dim V ≥ dim W ならば、VからWへの線型全射が存在する。(証明終)
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