2017年10月4日水曜日

学習環境

線型代数入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(線型写像)、5(同型写像)、問題5.を取り組んでみる。


  1. v1、v2をベクトル空間Vの任意の元とする。

    F(v1) = F(v2)と仮定すると、G(F(v1)) = G(F(v2))、すなわち (G∘F)(v1) = (G∘F)(v2)となる。

    また、G∘FはVからVへの恒等写像、すなわち単射なので、v1 = v2 となる。

    よって、Fは単射。

    wをベクトル空間Wの任意の元とする。

    G'(w) = vとおくと、F(G'(w)) = F(v)、すなわち(F∘G')(w) = F(v)となる。

    また、F∘G'はWからWへの恒等写像で(F∘G')(w) = wとなるので、w = F(v)となる。

    よってFは全射。

    以上より、Fは全単射。

    よって、FはVからWへの同型写像。

    vをベクトル空間Vの元とする。

    F(v) = wとおく。

    G(F(v)) = G(w)、(G∘F)(v) = G(w)、v = G(w)となる。

    よって、GはFの逆写像に等しい。

    wをベクトル空間Wの元とする。

    G'( w )=v F( G'( w ) )=F( v ) w=F( v ) F 1 ( w )=v F 1 =G'

    よって、G'はFの逆写像に等しい。

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