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2017年10月26日木曜日

学習環境

線型代数入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(線型写像)、9(線型写像の像と核)、問題5.を取り組んでみる。

  1. v1、v2をベクトル空間Vの任意の元とする。

    F(v1) = F(v2)とする。

    G(F(v1))=G(F(v2))(GF)(v1)=(GF)(v2)IV(v1)=IV(v2)v1=v2

    よって、線型写像Fは単射。

    定理3.20より、Fは同型写像である。

    vをVの任意の元とする。

    F(v)WG(F(v))=(GF)(v)=IV(v)=v

    よって、Gは全射。

    ゆえに、定理3.20より、Gは同型写像である。

    vをVの任意の元とする。

    G(F(v))=(GF)(v)=v

    wをWの任意の元とする。

    G(F(G(w)))=(GF)(G(w))=IV(G(w))=G(w)

    Gは同型写像、すなわち単射なので次のことが成り立つ。

    F(G(w))=w(FG)(w)=w

    よって、F、Gは互いの他の逆写像となている。(証明終)

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