Loading [MathJax]/jax/output/HTML-CSS/jax.js

2017年12月20日水曜日

学習環境

解析入門〈3〉(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第13章(連続写像の空間)、13.1(ノルム空間)、問題3.を取り組んでみる。


  1. a を X の任意の元とする。
    任意の正の数

    ε>0

    に対して、 ある

    δ>0

    が存在して、 X の任意の元 x に対して

    d(x,a)<δ

    (d は距離関数)

    ならば、

    f(x)-f(a)<ε2g(x)-g(a)<ε2

    が成り立つ。

    (f+g)(x)-(f+g)(a)=(f(x)+g(x))-(f(a)+g(a))=(f(x)-f(a))+(g(x)-g(a))f(x)-f(a)+g(x)-g(a)<ε2+ε2=ε

    よって、 f + g は連続写像である。

    また、スかラー倍に関して、

    (cf)(x)-(cf)(a)=cf(x)-cf(a)=c(f(x)-f(a))=cf(x)-f(a)<ε2c

    簡便のため、 最初の不等式で

    f(x)-f(a)<εc

    とおけば、

    (cf)(x)-(cf)(a)<ε

    よって、スカラー倍も連続写像である。

0 コメント:

コメントを投稿