2017年12月20日水曜日

学習環境

解析入門〈3〉(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第13章(連続写像の空間)、13.1(ノルム空間)、問題3.を取り組んでみる。


  1. a を X の任意の元とする。
    任意の正の数

    ε > 0

    に対して、 ある

    δ > 0

    が存在して、 X の任意の元 x に対して

    d x , a < δ

    (d は距離関数)

    ならば、

    f x - f a < ε 2 g x - g a < ε 2

    が成り立つ。

    f + g x - f + g a = f x + g x - f a + g a = f x - f a + g x - g a f x - f a + g x - g a < ε 2 + ε 2 = ε

    よって、 f + g は連続写像である。

    また、スかラー倍に関して、

    c f x - c f a = c f x - c f a = c f x - f a = c f x - f a < ε 2 c

    簡便のため、 最初の不等式で

    f x - f a < ε c

    とおけば、

    c f x - c f a < ε

    よって、スカラー倍も連続写像である。

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