2017年12月27日水曜日

学習環境

集合・位相入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第2章(集合と濃度)、3(濃度の演算)、問題8.を取り組んでみる。


  1. 実数の有限部分集合全体の集合を A とする。

    cardcardAcardRcardA

    実数の n 個の直積、そしてその和集合 B を考える。

    B=Un=1nB=Un=1Rn

    この濃度は

    card+card(×)+=card+card+=card

    集合 B の任意の元 b は ただ1つの n が存在して、

    bnb=(x1,,xn)

    となる。

    ここで写像

    f:BAf(b)={x1,,xn}

    を考えると、 f は全射である。

    よって

    cardAcardB=card

    ゆえに、

    cardA=card

    である。

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