Loading [MathJax]/jax/output/CommonHTML/jax.js

2017年12月2日土曜日

学習環境

代数系入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(整数)、5(素数、素因数分解)、問題2.を取り組んでみる。


  1. pr11prkk

    は a、 b の公倍数である。

    このとき、

    s<ri(1ik)pr11psiprkk

    を満たす s、公倍数が存在すると仮定すると、この公倍数は最初の公倍数より小さい。

    max{αi,βi}=ri

    より、

    (s<αi)(s<βi)

    となる。

    s<αi

    の場合、

    ps<pαi

    となるので、 a の公倍数という仮定と矛盾。

    同様に、 b の公倍数という仮定と矛盾。

    よって、

    pr11prkk

    は a と b の最小公倍数である。

    最大公約数であることについても同様に考えればいい。

    (証明終)

    一般化について。

    max{α1i,,αni}=γi,min{α1i,,αni}=δi

    とすればいい。

0 コメント:

コメントを投稿