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2017年12月9日土曜日

学習環境

代数系入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(整数)、5(素数、素因数分解)、問題7.を取り組んでみる。


  1. a、 b の 素因数分解をそれぞれ、

    a=pα11pαnnb=qβ11qβmm

    とする。

    問題の仮定より、

    piqj(i=1,,n,j=1,,m)

    よって、 ab の素因数分解は

    ab=pα11pαnnqβ11qβnm

    となる。

    正の約紋の総数に関して、

    τ(a)=(α1+1)(αn+1)τ(b)=(β1+1)(βm+1)τ(ab)=(α1+1)(αn+1)(β1+1)(βm+1)

    となるので、

    (a,b)=1τ(ab)=τ(a)τ(b)

    が成り立つ。

    すべての正の約数の和に関して、

    σ(a)=p(1α1+1)-1p1-1··p(αn+1)n-1pn-1
    σ(b)=q1(β1+1)-1q1-1··q(βm-1)m-1qm-1

    よって、

    (a,b)=1σ(ab)=σ(a)σ(b)

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