2017年12月24日日曜日

学習環境

代数系入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(整数)、5(素数、素因数分解)、問題20.を取り組んでみる。


  1. 実数の区間

    0 , 1

    を N 等分する。

    また、

    N + 1

    個の数

    x = 0 , α , 2 α , , N α

    のそれぞれの小数郎分、

    y k = k α - k α

    を 考える。

    これは、明らかに

    0 y k 1

    であり、 N個の区間に N +1個の数があるので、

    M N y k 1 M + 1 N M N y k 2 M + 1 N 0 M < N k 1 > k 2

    を満たすものが存在する。

    よって、

    y k 1 - y k 2 < 1 N k 1 α - k 1 α - k 2 α - k 2 α < 1 N k 1 - k 2 α - k 1 α - k 2 α < 1 N

    ゆえに、

    m = k 1 - k 2 , n = k 2 α - k 2 α

    とすれば、問題の不等式を満たす。

    (証明終)

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