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解析入門〈6〉 重積分/重積分の変数変換/微分形式とその積分/ルベーグ積分(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第23章(重積分)、23.2(一般の集合の上の積分)、問題2.を取り組んでみる。
問題の仮定より関数 f は区間 I で積分可能なので、任意の実数
に対して、区間 I の ある分割
が存在して、各 R における f の上限、下限をそれぞれ、
とすれば、
が成り立つ。
また、 写像
の各 R における上限、下限をそれでれM'、 m' とする。
このとき、
である。
各 R が A の内部の部分について、各 R が A の境界である部分について、
各 R が A の外部である部分について、
よって、
また、問題の仮定より、 A は面積確定なので、
となるような分割が存在する。
よって、
ゆえに、
とおけば、
となるので、 関牧
は区間 I で積分可能なので、 関数 f は区間 I の任意の面積確定な部分集合 A で積分可能である。
(証明終)
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