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今日読んだ本、生きものとは何か (ちくまプリマー新書) (本川 達雄(著)、筑摩書房)の感想。
想像していた生物学よりも、もっと広い視点からみていき物とは何かということを知ることができてよかった。想像していた生物学というのは、色々な生き物の種類やその特徴、生態系等という意味。もっと広い視点というのは、生き物と社会や文明との関連等について。そして著者の本川達雄さんの自身の思想、と言ったらちょっと大げさかもしれないけど主張みたいなこともあったり。
そして、さらに生物学そのもにについても知ることができてよかった。その歴史、各時代、人物等の生物学についての考え方、あるいは生物学限らず自然科学に対する考え方等。その中でも特に、物理、化学、生物学等、同じ自然科学であっても、生物学は他とは異なる接し方があるということを知ることが出来たのが大きな収穫。
というのも、これまで物理や化学等の自然科学全般に興味はあったものの、生物学だけはなんとなく興味が沸かなかったから。異なること、違いを知ることで、なぜ興味があまり沸かなかったのがをなんとなくではなくちゃんと知ることが出来た。知ることができたからといって、生物学にすぐに興味が湧くわけではないかも知れないけど、なんとなくではなくはっきりと自覚、認識できたというのは今後の考え方に大きな違いが出てきそう。あと、何故なのかが分からないというモヤモヤもなくなった、
なので、これまで生物学に興味がない方も、本著をきっかけに生物学に興味を持てるようになる可能性有り。もちろん、生き物や生物学に元から興味がある方も楽しめる一冊。
ということで、これまで生物学にあまり興味が沸かなかった理由を自覚できたので、少しずつでもいいから考え方を変えたり、物理や化学等の他の自然科学とは異なる接し方をして、今後、生物学にも興味を持ち、そして生物学を楽しめるようになっていければいいなぁと思った今日この頃。
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