2019年4月21日日曜日

学習環境

ラング線形代数学(上)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、ちくま学芸文庫)の4章(線形写像)、5(線形写像の合成)、練習問題2の解答を求めてみる。


  1. 問題1 と (c)より、 V は

    P 1

    の像と核の直和である。

    V = P 1 V ker P 1

    また、 (b)より

    P 1 P 2 V = O P 1 P 2 V = O

    なので、

    P 2 V ker P 1

    また、 任意の

    v ker P 1 P 1 v = O

    について、(1)より

    P 1 + P 2 v = v P 1 v + P 2 v = v O + P 2 v = a v P 2 v = v v P 2 V

    よって、

    ker P 1 P 2 V

    ゆえに、

    ker P 1 = P 2 V

    以上より、

    V = P 1 V P 2 V

    となるので、 V は2つの線形写像のそれぞれの像の直和である。

    (証明終)

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