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今日読んだ本、ひとりで,考える: 哲学する習慣を (岩波ジュニア新書) (小島 俊明(著)、岩波書店)の感想。
哲学にちょっと触れてみたい。だけど哲学の本はなんか小難しそう。ということでジュニアとあるからそんなに小難しいと思うことなく読めるのではないかと考えて本著を読んでみることに。
期待した通り、内容はそんなに難しいと感じることなく読み進めることができた。ただ、ちょっと気になったこととして、少し説教くさく感じたり、押し付けがましいなぁと感じるところがあったこと。私自身の感じ方、捉え方、読み方の問題なのか、本著がそうなのか、あるいは哲学という分野の本だとそう感じやすいのかはわからないけど。
具体的に引っかかった一つの例としては、電車が遅れた時の駅でのアナウンスの話。日本では、少しでも時刻を遅れると「申し訳ありません。ただいまxx分到着が遅れております。」というアナウンスが流れるけど、フランスでは流れないという話のこと。なぜ流れないかというと、それは鉄道会社に非があるわけではないから。
なんか日本のがよくないみたいな感じで書かれてたけど、鉄道会社の方は時刻通りに到着、発着するといういう誇りと使命感とかから、心から謝罪してるのかもしれないし、マニュアル通りに特に何も考えずに謝罪してるのかもしれない。聞く方も、もし前者なら心の中でありがとうございます、そこまでしなくていいですよって思ったりするし、そうでなくても遅れてるんだと思うくらいだし。ちょっと遅れたからといって鉄道会社に怒っている訳でもない。(少なくとも私は)
フランスみたいになければないでそれでもいいけど、日本みたいにいろんな音がなったりアナウンスが流れたり、ガヤガヤした感じの駅は嫌いではない。むしろちょっと気に入ってたり。だから、鉄道会社の方に負担になってない、特に気にしてないならフランスみたいにならなくても、むしろならない方がいいなぁと思ったり。
ということで、本著を読んでいいなぁと思ったことは自分自身に取り入れていきながらも、決してそれを人に押し付けたりしないようにしようと思った今日この頃。
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