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今日読んだ本、答えは本の中に隠れている (岩波ジュニア新書) (岩波ジュニア新書編集部(編集)、岩波書店)の感想。
自分自身に当てはまるテーマがあったから、本著を読んでよかった。ジュニア新書とあるものの、10代、子供だけでではなく、大人にも共通しそうな悩み、迷い、テーマがあったから、大人が読んでも十分に役立つことがありそう。
テーマにはそのまま大人には当てはまらず子供にのみ当てはまりそうなもののあるけど、少し立場や考え方を変えて読めば、大人にも当てはめるようにできるテーマもあったり。例えば友だちのつくり方というテーマについて、大人で友だちがつくりたいって思う人は少ないかもしれないけど、友だちではなく人間関係と置き換えて読めば、大人にも当てはめることができそう。
他に、バイト先が「ブラックバイト」だったらというテーマについても。バイト先にバイトとしての立場での話だけど、もしバイトを雇う立場にいる人は、雇う側として参考になりそう。自分自身の職場がアルバイトの人たちから見て「ブラックバイト」になっていないか等。
また、本著全体について、一人の著者が様々な悩み、迷い、テーマについて語るのではなく、テーマごとに一人の著者、テーマの数だけ複数の著者を集めた本。だから、一つの見方、考え方に偏りがちではないところも本著のいいところ。
さらに、自分自身に会うテーマがあればそれを読んで、そこで紹介されている本を読むきっかけになるかも。もしそうなれば、本著のみを読んだ以上のことが得られたり。
一つ注意することがあるとすれば、ジュニア新書だから、大人が子供に語るような感じの文章であるということ。大人が読む上で、そのおかげで容易、読みやすいと感じればいいけど、悩みや迷いを子供に語るように語られると、ちょっとムッとしてしまうことがあるかもしれないこと。そのことさえ前もって心の準備委をしておけば、ムッとすることもなくて済むかも。
ということで、自分自身に当てはまる思ったいくつかのテーマがあって役に立ったし、さらにそこで紹介されていた本を読んでより役立てたり、今の自分自身には当てはまらないテーマについても、今後もしそのような悩み、迷いをもつことがあったら、再び本著を読み返してみようと思った今日この頃。
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