読書環境
- Kindle(白黒)
- iPad Pro 10.5 + Kindle(カラー)
- 紙
今日読んだ本、対話をデザインする (ちくま新書) (細川 英雄(著)、筑摩書房)の感想。
タイトルのデザインするっていうのはどうことかちょっと気になって本著を読んでみることに。いやゆる、ここは強調して話したほうがいいとかいう、対話の中で自分の意見の伝え方や相手の意見の聞き方といった方法論の本ではなかった。その対話の中身についての話。
本著の中によく出てくるキーワードは、「私のテーマ」、「自分のテーマ」。対話で重要な中身、テーマについて、その自分が本当に伝えたいテーマを考える、あるいは現在のテーマが本当にそれでいいのか、何か誤りがないか、誤りがあればそれをどのように修正して真のテーマにするか等の内容だった。
その後、そのテーマについてどのように考えながら対話をすればいいか、対話によって何が得られるか、新たなテーマを見つける、あるいはそのテーマを共感すルためにはといったようにとにかくテーマが中心になって話が進んでいく感じ。テーマが重要だということが著者の考えなのかなぁと感じた。
そこまではなんとかついていけたものの、自分と社会、自立、幸福といった話もあって、その部分でちょっと置いていかれる感じになってしまった。というのも、本著を読み始める時、一対一の対話、あるいは複数人での対話の話だと想像して読み始めてたから、なんか思ってたより大きい話になっていったから。なので、本著をこれから読み始める人は、ちょっと大きな話もあるということを頭の片隅にでも置いておくと、戸惑うことなく読み進めることができ、本著からより多くのこと得ることができそう。
もう一つの置いてかれた理由としては、著者が何かしらの問題、課題、目的等のテーマの例を挙げ、それについて対話によってどのように解決、あるいは何が得られるかということの記述があったところ。著者があげたそれらことを特に問題、課題だとは思わず、そのままでいいかなぁと思うことがあったから。ただ、これは普段自分自身が物事を深く考えたりテーマを見つけようとしてないからかも。
ということで、現状ではいくつかあまり共感できないような部分もあったけど、考えることの重要性は本著から十分感じ取れたし、今後は物事、自分のことを今までより少しは深く考えてみるのもいいかなぁと思った今日この頃。
0 コメント:
コメントを投稿