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今日読んだ本、日本人はなぜ「頼む」のか (ちくま新書) (白川部 達夫(著)、筑摩書房)の感想。
タイトルを見て、「頼む」って他の国にはない日本人にとって何か特別の意味があるのか、また、「頼む」のはなぜかというのがちょっと気になったから本著を読んでみることに。読み終えてみると、本著のタイトルの日本人にとってというのは、日本は外国とは違いとか、日本は何か違う特性、性質があるからという意味ではなかったみたい。外国と比較してという意味ではなく、あくまで日本人について書いてある感じ。
なぜ「頼む」かについては、「頼む」という言葉や行動がどのように歴史の中で意味が変わってきたかということの記述が多かった印象。そのことについては、あまりピンとこなかったり、理解が浅いまま読み終えることに。
その理由は、古代からの歴史上の文献や、時代背景の中での「頼み」の話が多く、それを理解するために必要な自分自身の歴史の知識不足からかも。日本史について特に詳しかったりするわけではない、あるいは常識的なことも知らない可能性もあるから。
または、歴史ではなく、日本語力そのものが不足してるのかも。「頼む」という言葉の色々変わっていく意味をあまり深く理解できないくらいに。
何れにしても、本著の内容が理由というよりは、自分自身の問題で、本著の主旨をあまり理解できたり、得られることができるはずのことを得られなかったかも。ただ、本著のおかげで「頼み」ということを通じて古代からの日本の歴史に触れることができたり、様々なことを知ることができたのは確かに得られたこと。あと、各時代での人間関係の話が面白かったから、本著を読むのを楽しむことはできた。
ということで、まだ本著の「頼み」について深くは理解できなかったものの、今後、不足がちな日本史や言葉の本を読んだりして、十分な歴史等の知識、日本語力、言葉の意味の理解力を得て、いずれ本著を再び読み直して、その時には今回とは何か違う新たなことや感想を得られるようになればいいなぁと思った今日この頃。
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