2019年9月30日月曜日

読書環境

今日読んだ本、新幹線の科学[改訂版]進化し続ける日本の「大動脈」を支える技術 (サイエンス・アイ新書) (梅原 淳(著)、SBクリエイティブ)の感想。

新幹線の全体からあらゆる箇所の詳細を解説してくれる一冊。また、新幹線本体だけではなく、それに関する周りのこと、線路や高架等、さらには新幹線の車内や乗る時のサービス等の詳細の話も。なので、新幹線好き、鉄道好きの人はすごく楽しめそうな一冊。

また、新幹線に乗っててふと思う多くの素朴な疑問にも答えてくれる一冊だから、元々新幹線好きではなくても十分楽しめる一冊。他にもふと思うような疑問ではないものの、言われてみればなんでだろうというような疑問の答えも沢山あってとても楽しめた。

科学全般が好きではない、苦手という人も、サービス等の話や、色々な新幹線の写真もあって見た目だけでも十分楽しめそう。とは言っても、科学的な話が多くの割合を占めるから、それだけではちょっと勿体ない読み方かもしれないけど。見た目、その造形美から入って、なぜそんな形をしてるのかという科学的な話に興味を持てれば、十分為になる一冊になるかも。

内容で特に驚いた部分としては、安全性の為の点検で、人間の、もちろん熟練の技術者の人ではあるものの、耳に頼っているという部分。機械、コンピューター等を使った点検作業の最後に視認や音を聞くことで安全性の最終確認をするということは想像してたことだけど、そうではなく最初から人間の耳のみで安全性の確認を行なっている箇所があることに驚いた。熟練の技術者の人は改めてすごいなぁと再認識。

本著を読んで新幹線の色々なことで感じたことは、とにかく多くの小さいなこと、工夫により、地理も詰まれば山となるみたいな、大きなことを得ているということが多いということ。もちろんその小さなことは簡単な技術、科学ではなくその小さなことも凄い科学技術だから、新幹線はものすごい様々な科学技術を集結させた結晶なんだなぁということを再確認できた。

読み終えて、新幹線の凄さを十分に知ることができたのはよかったけど、その分はじめにに書かれてた、十河総裁の

おそらく違う言葉をつぶやくはずだ。…
ということも忘れないようにしておくことも大事だなぁとも思った。選挙の時には、ちょっとこの言葉を思い出すように心がける必要がありそう。

ということで、新幹線やその周辺の様々なことを知ったので、旅行等で新幹線に乗るとき、その景色を楽しむのもいいけど、と言っても今後さらに徐々に窓が小さくなる可能性があるみたいだけど、その時乗っている新幹線について色々考えてみるのもいいなぁと思った今日この頃。

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