2019年10月21日月曜日

読書環境

今日読んだ本、二重国籍と日本 (ちくま新書) (国籍問題研究会(編集)、 筑摩書房)の感想。

今後、外国労働者の受け入れを推進していくらしいから、もしそうなるなら今後、移民が増えたりして、そしてその人たちが結婚して子供が誕生してとなって、 国籍の問題がより身近に存在することになるのかなぁと思って本著を読んでみることに。もちろん今までも国籍に関する話は聞いたことがあるけど、特に身近にあったり、 知人が困っているという経験も無かったし。

ただ、知人が困っていることが全く無かったというわけでもなく、詳細までは聞いてないけど未成年の知人が何かしらの免許をとる時とかか何かの手続きで、 自分自身が日本国籍ではなく外国籍だということを初めて知って、手続きが色々と面倒になったという話を聞いたことがあったり。また、他の国籍についての知識としては、他にはスポーツ選手が日本代表に入るのに帰化したり という話を聞いたこととかもあったり。それくらいだから、本著を読む前の日本での国籍について考えたことがある、知っていたことは、手続きが大変だったり、色々と条件を満たさなければいけなくて大変なんだろうなぁというくらい。

本著により、その大変なんだろうなぁとか想像していたことが、具体的にどのように大変か、詳細なことを知ることができてよかった。また、 単に大変というだけではないということも知ることができた。手続きが大変とかや条件を満たすか満たさないといった問題だけではなく、 それ以外の気持ち的な問題があることを知ることができたのもよかったことの一つ。

内容は、ニュースとかで見かけるようなスポーツ選手などの著名人の国籍を客観的に解説した話や、実際に重国籍な当事者、 その当事者も様々な立場の人たち等の話。そして歴史的な経緯や、国際的な潮流、憲法や法律、そして判例や実際に裁判を行った人などの話等。 色々な側面からの話があり、そのおかげか、法律の詳細など内容が難しいなぁと感じるもあったけど、なるほどと思うことも多かった。

ということで、今後実際に最初に記述したように重国籍の問題が増えていくのかどうかは分からないけど、仮に増えていかないとしても、 本著のおかげで今現在でも大変な思いをしている人が多くいること知ることができてよかったし、もし今後そのような人と接する機会があったら本著の ら本著のことを少しでも思い出して役立てることができればいいなぁと思った今日この頃。

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