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ラング線形代数学(下) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の14章(群)、1(群の簡単な性質)、練習問題13の解答を求めてみる。
[1a12a1301a23001][1b12b1301b23001]=[1b12+a12b13+a12b23+a1301b23+a23001]よって、 積について 閉じている。
[1a12a1301a23001][c11c12c13c21c22c23c31c32c33]=[c11+a12c21+a13c31c12+a12c22+a13c32c13+a12c23+a13c33c21+a23c31c22+a23c32c23+a23c33c31c32c33]c31=c32=0c33=1c21=0c22=1c23=-a23c11=1c12+a12=0c12=-a12c13+a12(-a23)+a13=0c13=a12a23-a13よって、
[1a12a1301a23001]の逆元は、
[1-a12a12a2301-a23001]で、 この行列式の値は1で0ではなく可逆行列なので
G1は逆元を含む。
よって、 部分群である。
各三角行列 T にての対角要素からなる対角行列を対応させる準同形を
f([a11a12a130a12a2300a33])=[a11000a22000a33]とおく。
この核は、
[1a12a1301a23001]と表される行列。
よって、
G1は準同形 f の核である。
(証明終)
[10a13010001][10b13010001]=[10b13+a13010001]よって、 積について 閉じている。
[10a13010001][b11b12b13b21b22b23b31b32b33]=[b11+a13b31b12+a13b32b13+a13b33b21b22b23b31b32b33]b21=b23=b31=b32=0b22=b33=1b11=1b12=0b13=-a13よって、
[10a13010001]の逆元は、
[10-a13010001]∈G1よって、
G2は
G1の部分群である。
(証明終)
f:G1→K×Kf([1a12a1301a23001])=(a12,a23)とおく。
f([1a12a1301a23001][1b12b1301b23001])=f([1b12+a12b13+a12b23+a1301b23+a23001])=(b12+a12,b23+a23)=(a12,a23)+(b12,b23)=f([1a12a1301a23001])+f([1b12b1301b23001])よって、準同形である。
(証明終)
核は、
[10a010001],a∈K(G2)
f:G2→Kf([10a010001])=ag:K→G2g(a)=[10a010001]とおけば、 f、 g は準同形で、 合成写像
f∘gg∘fは恒等写像なので、2つの群
G2,Kは同形である。
(証明終)
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