2019年11月27日水曜日

読書環境

今日読んだ本、ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 微分積分 (髙橋 秀裕(監修)、ニュートンプレス)の感想。

数学が苦手、特に証明等が苦手な人も楽しく読み進めることができそうな一冊だった。証明が易しく解説されている意味ではなく、厳密な証明のようなものが出てこなかったから。

どうやって解説されているかというと、グラフなどのイラストと数式での解説。実際にそのグラフに直線を書き加えたり面積を表す部分を示して、それを元にグラフの数式から直線や面積の数式を視覚的に求めて、その後、書き加えた直線や示した面積等と求めた数式が一致しているか実際に数値を代入して確認していくという感じで解説されていた。

そのグラフも、数式をグラフで表したものもあるけど、そうでないものもあった、ジェットコースターを曲線として表したイラストなど。それもイメージしやすい理由の一つ。

厳密な方法ではないかもしれないけど、イメージしやすく微分積分を理解するのには良さそう。厳密な話は、イメージできてから実際に取り組んでみた方が理解も進みそうだし。あるいはイメージできたから実際に厳密にそれが正しいか考えてみたくなる、確認してみたくなるかもしれないから。

また、話の進み方が登場人物の解説のちょっとした解説や、その登場人物がどのように考えたか、そして何を成し遂げたかといった話などがありつつ微分積分の数学的な話が進んでいくので、ある程度物語としても読み進めることができるのも、数学が得意ではないという人にはいいところかも。登場人物はアイザック・ニュートンが中心だけど、そのほかにもガリレオ・ガリレイ、デカルト、ライプニッツ、アルキメデス、ヨハネス・ケプラー、ボナヴェント・トリチェッリなどの登場人物も。微分積分は得意って人でも、登場人物の物語については知らないことがあったりするかも。

ということで、本著により微分積分の基本の全体を細かいことを考えずに気軽に復習、再確認できて良かった今日この頃。

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