2019年12月21日土曜日

読書環境

今日読んだ本、子どもにウケる科学手品 ベスト版 どこでも簡単にできる77の感動体験 (ブルーバックス) (後藤 道夫(著)、講談社)の感想。

科学の実験をするのがあまり好きではないけど、科学手品っていうから、実験よりはちょっと手軽かと思って本著を読んでみることに。読み終えて面白かったものの、なんか既視感があった。

読んでから本棚を眺めて理由に気づいた。本著の最初に

『子どもにウケる科学手品77』(1998年初版)と『もっと子どもにウケる科学手品77』(1999年番)を底本として、新たに再編集したもの
と記述があって、『子どもにウケる科学手品77』は読んだことがあったから。ただ、『もっと子どもにウケる科学手品77』は読んだことがなかったから、全てが既知の手品ではなかったから一安心。注意点としては、本著も77個の手品の紹介だから、2冊の全ての手品が掲載されているわけではないということ。

なので、両方とも読んだことがあるという人は、特に理由がない限り本著を読む必要はないかも。といっても、ちゃんとタイトルにベスト版とあるから、読んでから気づくというおっちょこちょいな人はあまりいないと思うけど。と言いつついた方が自分だけじゃないと思えて嬉しかったりするかも。

最初に書いたように、実験ではなく手品というくらいだから、子供だけで行うのは危険かもしれないけど、かなり手軽にできそうなことがほとんどだった。中には道具とか何も準備しなくていいようなものも多かった。そして、実験ではなく手品だから、不思議だったり面白い結果なものが多かった。

そして、全ての手品に「なぜなの?」という項目があり、その手品の結果、現象の科学的な解説もあるから、実際に手品を行わなくても楽しめる一冊。また、この解説のおかげで、子どもが興味を持ちそうな内容の手品だけど、大人にとっても科学についての簡単な復習、あるいは知らなかったことを知るきっかけにもなりそう。

今の時期、年末の大掃除が忙しかったり、年末年始は帰省とかで忙しかったり、あるいは年末、年越し、年始、正月は蕎麦を食べたりテレビを見たり、のんびりと、あるいはだらだら過ごすのもそれはそれで有意義だけど、そうではなく何かしたいと思っている人にとっていい一冊。あくまでそこそこ本格的な実験、研究ではなく簡単な、それでいて面白かったり不思議な手品だから、期間や、時間がそんなにいらないものだし、夏休みではなく冬休みにこそ最適。

自分自身で試して結果を楽しむのもいいし、年末年始に親戚等で集まるという人は、そこで簡単に披露できるし。ただ、みんながのんびりしてる中、あまり色々と披露しすぎてもめんどくさがられるかもしれないから注意が必要かも。

ということで、本著により、科学的な基本的なことを、手品で具体的に想像しながら復習することができて良かった今日この頃。

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