読書環境
今日読んだ本、 1分間サイエンス 手軽に学べる科学の重要テーマ200 (サイエンス・アイ新書) (ヘイゼル・ミュアー(著)、伊藤伸子(翻訳)、内山英一(翻訳)、片神貴子(翻訳)、竹﨑紀子(翻訳)、日向やよい(翻訳)、SBクリエイティブ)の感想。
書名に1分間とあるから、色々なことの簡単な解説集かと思って、面白そうだし、いい復習にもなるかと思って本著を読んでみることに。実際に読み終えて、想像以上に面白い一冊だった。
内容は、色々なテーマ、用語や法則、現象、説、仕組みなどについての解説だったり、そのテーマに関連する話といった感じだった。一つのテーマにつき1ページで、その1ページの上半分が図、下半分が文章による解説といった感じ。
各テーマは、分野、分類について自然科学の基本的な、基礎といっても良さそうな分類、そしてそこから枝分かれ、派生したような分野、さらに科学技術についてごとにまとめられている感じ。なのである程度関連したようなテーマが続いたりする箇所があったりするのも読みやすかった一つの理由。
想像以上に面白いと思った理由の一つは、1ページだから詳細な解説というわけではないけど、それでも1ページにしてはかなり詳細で、しかも分かりやすい解説だったこと。そして、テーマ、解説について、基礎的なものだけではなく、結構進んだ話もあったということも理由の一つ。例えば原著の出版時点では分かってなかった、発見されていなかったけど、本著の出版時には発見されたり解明されたりしたという注釈があったり、いまだ謎に包まれているような話もあったり。
本著は色々な用途として使えそうだから、様々な人にとって得るものがある有意義な一冊になりそう。自然科学全体についてさっと復習するためだったり、200のテーマだから辞書よりは範囲が狭まるかもしれないけど、その分各テーマについては辞書以上のことをさっと知ることができるから、辞書的な使い方もできそう。また、科学が苦手という人にとっては、200のテーマを、一つ一つのテーマは1ページを読むだけでいいから、苦手なのはある程度辛抱しつつ200テーマ、あるいは読んでる途中でこれなら面白そうと思うようなテーマを見つけて科学に興味を持ったり、苦手ではなくなるきっかけになるかも。
ということで、本著により自然科学の基本的なことやちょっと進んだこと、その全体を、分かりやすくある程度詳細な解説でさっと復習したり新たなことを知ることができて良かったし、新たに知ったことについて、面白そうだと思ったことについて、その分野のもうちょっと詳細な解説がある本を見つけて読んでみようと思った今日この頃。
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