2019年12月29日日曜日

学習環境

ラング線形代数学(上) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の2章(ベクトル空間)、2(定義)、練習問題7の解答を求めてみる。



    1. K の任意の 元 x、 y を

      x=a+b2y=c+d2a,b,c,d

      とおくと、

      x+y=a+c+b+d2a+c,b+dQxy=ac+2bd+ad+bc2ac+2bd,ad+bc

      よって、和と積について閉じている。


    2. -x=-a-b2-a,-ba+b2aa2-2b2+-ba2-2b22=aa-b2-ba-b22=1aa2-2b2,-bb2-2b2

      よって、 加法、乗法の逆元が存在する。


    3. 0=0+021=1+020,1Q

      よって、 0と1 は K の元である。

      ゆえに、 K は体である。

      (証明終)

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