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今日読んだ本、歌舞伎はスゴイ 江戸の名優たちと“芝居国"の歴史 (PHP新書) (堀口茉純(著)、PHP研究所)の感想。
歌舞伎について、存在は知っているものの、その中身、具体的なことはあまり知らないから本著を読んでみることに。本著を選択したのは、書名が単純だし、それで読みやすい内容かなと思って。
内容は、歌舞伎が行われている場所の色々な解説だったり、歌舞伎がどういうものかということだったり、歴史だったり、役者さんの話、役者さん以外の歌舞伎に関わっている人たちの話だったり、他にも歌舞伎に関する色々な話があった。色々な話がありつつも、どれも分かりやすく、短くまとまっているので読みやすい内容だった。現代のもので喩えている、比較してるのが多かったのも読みやすかった理由の一つかも。
歌舞伎が行われている場所の色々な話について、現在の写真との比較の箇所があって、今でも残っているものも多い印象だったから、実際に歌舞伎を見に行って比較してみるというのも楽しそう。実際に歌舞伎を見に行ったことがある、既によく見に行っているという人は、今現在見ているものがいつからあったのかとか、こういう起源なのかということを知ることができて楽しめそうな内容。
歴史については、特に江戸時代の歌舞伎の話が多かった。歌舞伎が出来上がっていく様子や、時代の中での様々な変化など。歌舞伎について知ることができたのはもちろんだけど、歌舞伎を通して、歌舞伎にも影響を与えたり反映されたりしている、江戸時代など、その時代について知ることができたのも良かった。
役者さんについて、有名な役者さんについて知ることができたのが良かった。特に、テレビドラマや映画で見かける歌舞伎役者っぽい名前の役者さんが実際に歌舞伎役者だということを知れたこと、その襲名した名前の歌舞伎役者さんが過去、どんな歌舞伎役者だったかということを知れたこと。というのも、襲名された名前だとしても、その名前のイメージがどうしても現在襲名した役者さんのイメージが強く、そしてそのイメージはテレビドラマや映画などの役のイメージが強いから。その名前の歌舞伎でのイメージを知ることができたのが良かった。
その他にも、歌舞伎由来の現在でも使われている言葉なども色々と知ることができて良かった。また、その由来もなるほどなぁ感じるものも色々とあって面白かった。また、カラーの浮世絵が多く掲載されていて、それだけでも十分楽しめるかも。
ということで、歌舞伎について色々知ることができたのが良かったし、それだけではなく、その時代、特に江戸時代について色々と復習できたり、新たなことを知ることができたのも良かったし、また、これまで機会があれば歌舞伎を見に行ってもいいかなぁくらいに思ってたけど、今後、機会を作ってまず一回は歌舞伎を見に行きたいなぁ思った今日この頃。
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