2020年4月8日水曜日

読書環境

今日読んだ本、世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 (集英社新書) (佐藤 可士和(著)、集英社)の感想。

デザインすることについて苦手意識があるから本著を読んでみることに。ただ想像してた内容とは結構違った。想像してたこととは、デザイン戦略のデザインとは見た目、形、視覚的なことだと思ってたこと、そしてその話が中心かと思っていたこと。

もちろん見た目、視覚的な話もあるものの、本著のいうデザインとはもっと広い意味だった。そして、ただ広い、広義の意味ということではなく、もっと大切、重要な話という感じだった。

具体的な内容について、実際の授業で行われた話もあり、その授業の話はいくつかのグループ、チームに分けてそれぞれのテーマのデザインについての課題を取り組むといったような内容だった。なので、一つのテーマのついてのデザインについてだけではなく、色々なテーマのデザインについての話があって興味深かった。

また、複数のチーム、グループに分けられているのも良かった。著者の趣旨、意図とは違ったり、あるいは人数が多かったからチーム分けしただけなのかもしれないけど。多くの人がこの講義に参加してくれて良かったなぁとも思ったり。そのおかげで、それぞれのチームの議論の進め方や取り組み方、意見、考え方などの違いがあって面白かったから。このことは、本著に出てくる多様性ということとちょっと通じる部分があるかも。

ということで、最初は視覚的な形、見た目の話を知ることができればいいなぁと思って本著を読み始めたものの、もっと幅広く、大きなことを得られたから本著を読んで良かったなぁと思った今日この頃。

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